6月8日
天理教櫻井大教会の栄島、冨松の両氏により、インドのクダロール デバナンパッティナム・ガバメントスクールと、ブーパラム チャイルドセンターの子どもたちへボールを3球寄贈いただきました。
私たちは、多くの犠牲者を出したインド洋大津波の被災地、インドのポンディシェリー市で、6月8日、現地の子供達へ遊びを中心とした慰問活動を行いました。
6月8日の朝9時30分、日本のじゃんけんを使ったゲームをした後、雅楽の演奏を披露しました。演奏のあいだ200人はいるであろう子供達は静かに、しかも真剣に日本の音楽を聞き入っていました。そして神様のお話を取り次がせて頂いて、「もう二度と津波で悲しい思いをすることがないように神様にお祈りさせていただきます」と、子どもたちと一緒にお祈りをさせて頂きました。そして、最後にジョイアスボールを贈呈しました。
贈呈の時は先生方一人ひとりがボールに手を伸ばし、ボールを通して我々の心が通じ合った気がしました。子供達も口々に「ありがとう」「ありがとう」と言ってくれ、こちらも胸一杯になりました。
あと二つのボールは、大学教授であるアンドレ・エリック氏が、津波で被災した子供達のために設立したのブーパラムチャイルドセンターに寄贈させてもらいました。
エリック氏は、「我々は異なった国に住んでいるが、等しく神様の子供であり、兄弟である。このボールは我々の心を象徴している」と話してくれました。
我々は当初、何も持たず心だけを救援物資として提供しよう考えていましたが、出発前にことづかったジョイアスボールが、我々の心を象徴し、我々と現地の人達との橋渡し役になってくれたように思いました。