2003年9月3日
NGO AAAにより 現地でフィリピンの路上で生活する子供たちを支援しているASKMEを通して2球寄贈下さいました。
〜 AAA山崎氏より
第2回フィリピンおたすけ隊にて、サッカーボールの贈呈をさせて頂きました。
現地のストリートチルドレンを育てているアスクミーという団体に今回のボールを寄付させて頂きました。
そこでは、ビックリすることにサッカーを知らない人達で、最初はサッカーと言う言葉すら知らないと言われて、愕然となりました。今まで十数カ国の国々を周らせていただきましたが、初体験でした。まず、どういうものかリフティングなど実演してみましたが、やってみろと言うと、数回、膝などでリフティングして、手で掴んでしまうんです。それはダメだと指導しますが、すぐに又手を使う。小学生の頃を思い出すようなレベルでした。
それから、門から倉庫まで一直線に伸びた細長い土地を利用して、ミニゲームをすることにしました。ゴールを決めて、ここにボールを通したら点が入ることを説明。そこら辺にいる子供たちも呼び寄せ、3対3でゲーム開始。最初はボーっと見ていた子供達が、僕がゴールを決め、喜んでいると何となく分かってきた感じでした。ボールを奪いに来ました。わざと取られてみると、その子は僕からボールを奪ったくせに、僕が目指しいたゴールにシュートしました。違う違う!そうじゃない。お前はこっちのゴールへ行くんだ。おれはこっち!なんて、身振り手振りで教えながらのミニゲームでした。しかし、そんな彼らも、10分ほどやるとだんだん要領を掴んできました。分かってくると、若い彼らは見る見る上達していきます。面白いほど、熱中し、フェイントを使い、ムキになってボールを奪い合いました。サッカーってホントすげぇな!そう感じる一瞬でした。
たったボール1個で、たった数分のうちに、こんだけの子供達がその面白さに引かれ、時間を忘れてボールを追い続けてるんです。今まで、バスケットボールかバレーボールしかしたことがないと言ってました。初めて体験するサッカーに夢中になって無邪気に駆け回る子供達。ボールを届けて良かったなぁと心から感じた瞬間でした。
AAA 山崎栄慈
2014年8月8日